開幕ダッシュを決めた西武はアップ GWのNPB観客動員数はどうだった?

快進撃が続く西武を牽引する主砲・山川穂高【写真:荒川祐史】

書き入れ時のGWの平均観客動員は3万2236人

 4月28日(土)から5月6日(日)のゴールデンウィークのNPB観客動員は164万4028人となった。昨年は159万8714人だから5万人弱の増加だが試合数は51試合、昨年は48試合。平均観客動員は3万2236人。昨年は3万3307人だった。

 NPB各球団はGWは本拠地球場で主催試合をする。まさに書き入れ時だ。NPBは今季、前年よりも5試合多い53試合を組んだが、雨でセ・リーグの2試合が流れ51試合が行われた。各球団の主催試合の動員数を見ていこう。

パ・リーグ

〇ソフトバンク
2018年3試合11万5590人 1試合平均3万8530人(103.0%)
2017年3試合11万2176人 1試合平均3万7392人

〇西武
2018年3試合9万2858人 1試合平均3万0953人(107.8%)
2017年5試合14万3517人 1試合平均2万8703人

〇楽天
2018年3試合8万1945人 1試合平均2万7315人(100.6%)
2017年3試合8万1443人 1試合平均2万7148人

〇オリックス
2018年6試合15万3323人 1試合平均2万5554人(84.5%)
2017年5試合15万1255人 1試合平均3万251人

〇日本ハム
2018年5試合15万8448人 1試合平均3万1690人(90.6%)
2017年5試合17万4825人 1試合平均3万4965人

〇ロッテ
2018年6試合15万5920人 1試合平均2万5987人(96.7%)
2017年3試合8万662人 1試合平均2万6887人

□パ・リーグ
2018年26試合75万8084人 1試合平均2万9157人(94.1%)
2017年24試合74万3878人 1試合平均3万994人

 ソフトバンクはGWの主催3試合すべてで満員御礼が出た。昨年もほぼ満員だったがこれ以上、伸びしろがない状態。西武はチームの快進撃と共に春先からの観客増が続いている。1試合平均の観客は2000人増えて3万人に乗った。楽天はチームの成績は不振だが横ばいとなっている。

 深刻なのがオリックスだ。5月1日、2日の西武戦はともに2万人を割った。日本ハムも本拠地・札幌ドームでの観客数が1割近く減っている。ロッテは昨年この時期にはテールエンドに低迷していたが、今季は中位。しかし観客はやや減少している。

広島、阪神、DeNAは連日ほぼ満員も微増に留まる

セ・リーグ

〇広島
2018年5試合15万8572人 1試合平均3万1714人(100.1%)
2017年3試合9万5006人 1試合平均3万1669人

〇阪神
2018年5試合23万2387人 1試合平均4万6477人(100.4%)
2017年5試合23万1572人 1試合平均4万6314人

〇DeNA
2018年3試合8万6878人 1試合平均2万8959人(100.1%)
2017年5試合14万4667人 1試合平均2万8933人

〇巨人
2018年3試合13万2772人 1試合平均4万4257人(97.8%)
2017年3試合13万5762人 1試合平均4万5254人

〇中日
2018年3試合10万2335人 1試合平均3万4112人(102.9%)
2017年3試合9万9468人 1試合平均3万3156人

〇ヤクルト
2018年6試合17万3000人 1試合平均2万8833人(96.7%)
2017年5試合14万8361人 1試合平均2万9672人

□セ・リーグ
2018年25試合88万5944人 1試合平均3万5438人(99.5%)
2017年24試合85万4836人 1試合平均3万5618人

 広島、阪神、DeNAの3球団は微増に留まる。球場はほぼ満席が続き、これ以上観客動員アップの余地がない状態が続いている。巨人は微減だが、これも約4万6000人と言われる客席数の95%超という高い動員率になっている。中日は観客動員が引き続き好調だ。ヤクルトは5月1日、2日の試合が2万5~6千人とやや不入り。このためトータルでは3.3%減となった。

〇NPB全体
2018年51試合164万4028人 1試合平均3万2236人(96.8%)
2017年48試合159万8714人 1試合平均3万3307人

(Full-Count編集部)

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