3日 九州中心に大荒れ

強い台風7号が、北上を続けています。台風は、3日昼過ぎから夜遅くにかけて、暴風域を伴ったまま、九州北部に最も近づく予想です。このため、3日朝から昼すぎにかけて、九州北部の海上を中心に、瞬間的に40メートルの突風が吹くおそれがあります。時速に換算すると144キロですから、どれだけ危険かは想像に難くないと思います。

台風の中心から距離があるとおぼしき九州以外の西日本でも、3日は湿った空気が吹き付けて大量の雨が降るおそれがあります。今回の台風のコース、進行速度から察するに、西日本は台風が日本海に進んだ後も、南から雨雲のラインが「どこかに」かかり続ける可能性があります。思わぬ地域で大雨という事態もあり得るので、今後も気象情報のチェックをお願いします。

気象予報士・高橋 和也

画像について:2日午後6時の台風7号の推定位置と24時間進路予想。

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