ホークス緊急スタメンの長谷川が2発 工藤監督「長谷川くんデーになりました」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

6月以来の3連勝で貯金2

■ソフトバンク 6-3 楽天(15日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクは15日、本拠地での楽天戦を6-3で勝利した。試合前の練習時に内川聖一内野手の体調不良が発覚し、急遽スタメン出場した長谷川勇也外野手が2ラン2発4打点の大活躍。チームは3連勝で貯金を2とした。

 試合後の工藤公康監督も「打席の中で素晴らしい集中力を見せてくれて今日は本当、長谷川くんデーになったなと思います」と絶賛。さらに「ピッチャーに合わせてタイミングを変えてみたりとか、狙い球も絞った中で今日もホームランを打ってくれた。すごい集中力、1打席にかける思いが感じられました」と、ただただ敬服するしかなかった。

 また、6回1失点で白星を挙げたバンデンハークについては「2回以降は変化球も入るようになったし、(甲斐)拓也くんも緩急をつけて上手くリードしてくれた」と語るとともに、「途中でマメができて、投げるのには問題はなかったんですけど、ひどくなる前にと思って代えました」と6回で降板させた理由を明かした。

 6月24日以来の3連勝で貯金は「2」。2カード連続の勝ち越しも決めた。「いい形ができていると思います。長谷川くんだけじゃなくて、デスパイネもホームランだけじゃなくてヒットでチャンスを作ってくれているし、松田くんもバットが振れてきている。それぞれが自分の特長を出して、いい形ができつつあるので勝っていけているのかなと思います」と、ようやく上向きになってきたチーム状態を喜んでいた。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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