新潟県で史上初の40℃超え 24日も猛烈な暑さ続く

三条市で40.1℃、新潟市も約100年ぶりに観測史上最高気温を更新

23日午後0時半頃の新潟市中央区の様子(撮影=気象予報士・清水祥太)

 きょう23日も、東北の日本海側から九州北部にかけて気温が高く、山越えの風が吹き降りてフェーン現象が起きている地域で猛烈な暑さとなっている。新潟県三条市では正午前に40.1℃を観測し、新潟県内では観測史上初めて気温が40℃を超えた。今夏、40℃以上となった地点は、これでのべ15地点となる。なお、新潟市では午後0時46分に39.4℃を観測し、1909年に記録した高温1位(39.1℃)をおよそ100年ぶりに更新した。

 そのほか、午後0時半までの最高気温は、新潟県胎内市39.9℃、同県上越市大潟39.4℃、同県関川村下関と石川県かほく市で39.2℃など。北陸および周辺地域では、現在の気温よりもさらに高くなる可能性がある。また、太平洋側など35℃以上の猛暑日にならない地域でも、湿気が多くかなり不快な暑さとなっているため、広い範囲で熱中症など健康管理に引き続き十分な注意が必要となる。

 あす24日(金)は台風20号が日本海へ進むが、日本海側の地域を中心に山越えの南風で気温が上がりやすい気象条件が続く見込み。台風の接近で大荒れの天気となる場所がある一方、極端な暑さが継続する地域もあるため注意が必要となる。
 なお、岡山県では、23日夜から24日明け方まで大荒れの天気が予想されるが、24日の日中は岡山市で35℃以上の猛暑日となる予想だ。

【24日(金)の予想最高気温】
 37℃ 富山、松江、鳥取、大分など
 36℃ 高田(新潟)、金沢、福井、岡山、福岡など
 35℃ 京都、大阪、奈良、高松、松山、山口、熊本など

23日正午の推計気温分布。

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