現役引退表明のハム石井裕が2軍本拠地最終戦登板 元同僚・鵜久森を一ゴロ

元同僚・鵜久森を抑え、マウンドを後にする日本ハム・石井裕也【画像:(C)PLM】

万雷の拍手に送られ涙で降板

 今季限りでの現役引退を表明している日本ハムの石井裕也投手が24日、2軍の本拠地最終戦となったヤクルト戦で涙の鎌ケ谷ラスト登板を果たした。

 7回に2番手として登板すると、ヤクルトは代打として元日本ハムの鵜久森を打席に送った。6球目まで全て直球で勝負したが、カウント2-2からの7球目スライダーで一塁ゴロ。1アウトを記録すると、球場を埋めるファンから大きな拍手が送られ、マウンドに集まったチームメイトと握手を交わすと、涙ながらにダグアウトへ引き上げた。

「サイレントK」の異名を執った石井は、横浜商工、三菱重工横浜を経て2004年ドラフト6巡目で中日に入団。2005年4月13日に広島戦で1軍デビューを果たすと、2008年に横浜、2010年には日本ハムにトレード移籍。プロ14年間で1軍では329試合に登板し、19勝19敗6セーブ82ホールド、防御率3.06の活躍を見せた。今年9月22日に今季限りでの現役引退を発表していた。

 今後1軍で登板する可能性は残されているが、今季投げ続けた鎌ケ谷での登板は、この日が最後となった。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2