「見えぬ遺産」に観光客困惑

佐賀の三重津海軍所跡、今は草地

画像 現在は単なる草地になっている三重津海軍所跡=6日、佐賀市 7月に世界文化遺産に登録された佐賀市の「三重津海軍所跡」を訪れ、戸惑う観光客が相次いでいる。2009年に発掘された遺構は調査後に埋め戻され、現在は単なる草地になっているためだ。見学者は、現地に用意された機器で往時の様子を再現するCGを見るしかなく、不満も漏れる。県や市は「地下に眠る史跡を想像してほしい」と理解を求めている。

 洋式船修理を担った日本最古の木造ドックを有する海軍所跡は登録決定後に観光客が急増。7~8月は前年比5倍超の約4万人が足を運んだが、現地ボランティアガイドは「『実物は見られないのか』『掘り返さないのか』と耳に痛い声が多い」と打ち明ける。

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