「高千穂郷・椎葉山地域」が世界農業遺産認定

 世界農業遺産の認定地域を決める国連食糧農業機関(FAO)の会議が15日、イタリア・ローマのFAO本部で開かれ、国内候補地となっていた県北部の「高千穂郷・椎葉山地域」が認定された。宮崎県では初めて、国内では6地域目。山間地の環境と共生して農林業の複合経営を確立、地域一体となって神楽などの伝統文化と共に次世代へ継承している取り組みが評価された。認定により、地域活性化や農産物のブランド化が期待される。

世界農業遺産の認定証を受け取った河野知事(右端)と宮嵜麻由香さん(左から2人目)=15日、ローマ(共同)

© 株式会社宮崎日日新聞社