日本ハム時代には「支配的な投球を見せた」、ブレーブスでPO出場へ
今オフにFAとなるブレーブスの元日本ハム右腕、クリス・マーティン投手が米メディアから「最も興味深いFAのリリーフ」の一人として名前を挙げられている。カージナルスとの地区シリーズ第1戦で、登板前の投球練習で左脇腹を痛めて“緊急降板”し、ロースターから外れた右腕。チームも第5戦に大敗して終戦となってしまったが、オフには注目を集める存在となりそうだ。
マーティンはロッキーズやヤンキースでプレーしたものの、結果を残せずに2016年に日本ハムに移籍。2016年の日本一に大きく貢献するなど、2勝2敗22セーブ48ホールド、防御率1.12と2シーズンで圧倒的な成績を残し、2018年にレンジャーズでメジャー復帰を果たした。そして、今年7月には地区優勝を争っていたブレーブスにトレードで移籍。今季は2チームで計58試合に登板し、防御率3.25の成績を残した。
米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「今年の冬の最も興味深いフリーエージェントのリリーフたち」と特集を掲載。今季終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を持つ投手を含めて、直球の平均球速順にリリーバーを紹介しており、マーティンは7位で登場する。平均球速は95.7マイル(約154.0キロ)だ。
寸評では「彼は日本ハムファイターズのリリーフとして、支配的な投球を見せた。そして、アメリカに戻りレンジャーズと2年契約を結んだが、トレードデッドライン直前にアトランタに移籍した。彼は来年34歳になるが、それでも注目に値するフリーエージェントだ」と評価。FAで注目を集める存在と伝えている。
なお、記事で平均球速順に登場する今オフ注目の選手は以下の通りだ。
1位 アロルディス・チャップマン 98.4マイル (約158.4キロ)
2位 トレバー・ローゼンタール 98.0マイル(約157.7キロ)
3位 ヘクター・ロンドン 96.8マイル(約155.8キロ)
4位 ダニエル・ハドソン 96.1マイル(約154.7キロ)
5位 アローディス・ビスカイーノ 96.0マイル(約154.5キロ)
6位 ジェイク・ディークマン 95.8マイル(約154.2キロ)
7位 クリス・マーティン 95.7マイル(約154.0キロ)
8位 アンドリュー・キャッシュナー 95.4マイル(約153.5キロ)
9位 ネイト・ジョーンズ 94.9マイル(約152.7キロ)
10位 ドリュー・ポメランツ 94.5マイル(約152.1キロ)(Full-Count編集部)