楽天にFA移籍の鈴木、ロッテ時代と同じ背番「7」 入団会見で発表「辰己君に感謝」

楽天・石井一久GM(左)と鈴木大地【写真:高橋昌江】

楽天生命パーク宮城で入団会見「内野のポジションで勝負したい」

 ロッテから国内FA権を行使して楽天に移籍した鈴木大地内野手が27日、楽天生命パーク宮城の「イーグルスドーム」で入団会見を行った。新天地での活躍へ向け、「これから多くの感動するプレーや勇気を与えられるように頑張っていきます」と意気込みを明かした。

 会見の冒頭、石井一久GMは鈴木の背番号がロッテ時代と同じ「7」に決まったことを発表。ファンから熱烈に迎えられた鈴木は「今まで正直、不安な気持ちもありましたが、ボードを掲げていただいて『よし、やってやるぞ』と、この瞬間からそういう気持ちになりました」と笑みを浮かべた。

 楽天移籍を決めた理由については「今年の結果ではなくて、自分の野球をやっている姿だったりとか、練習中の姿だったりとか、そういうところをたくさん評価していただいた」と明かし、今季ルーキーの辰己がつけていた「7」を背負うことについては「昨日、辰己君にも感謝の気持ちを伝えさせていただきました。すべてのみなさまに『7番をつけさせてよかった』と言ってもらえるように頑張っていきたいと思っています」と語った。

 鈴木は2011年のドラフト3位でロッテに入団。今季まで8シーズンで通算1061試合出場、打率.274、54本塁打、384打点の成績を残している。外野も守れるユーティリティープレーヤーだが、「もちろんチームの方針によって与えられたポジションで全力を尽くすことに変わらないのですが、内野のポジションで勝負したい気持ちに変わりはない。内野はいい選手がたくさんいて激戦になると思いますが、挑戦した以上はどの選手にも負けない覚悟で臨んでいきたい」と意気込んだ。(高橋昌江 / Masae Takahashi)

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