長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅【私鉄に乗ろう97】鹿島臨海鉄道大洗鹿島線 その3

トップ画像は鹿島神宮駅ホームで1番線の鹿島臨海鉄道6000形気動車と2番線のJR鹿島線209系電車。

荒野台駅は単式ホーム。手前に駅出入口の階段があります。ソノ下には飲料自販機が並んでいます。駅のすぐ先には跨線橋。

駅名標。1985年(昭和60年)大洗鹿島線開通時に開業しました。無人駅です。

お婆ちゃんが一人降りました。ホームの壁が車両と同じカラーリングで装飾されています。

兎に角、水戸駅の手前で常磐線と一緒になるまで踏切は一切ありません。物凄い数の跨線橋。

真っ直ぐな線路に跨線橋。ひたすらこれが大洋駅まで続きます。東には鹿島灘(太平洋)西には北浦が南北に延びている間を北上しています。風景には全く水分が含まれていない感じですが。

跨線橋の手前に駅でしょうか。前面展望に変化が少ないのでコンデジの小さいモニターを凝視している目がバカになりそうです。

黄色い看板は駅予告票の様です。よく見えないんですが。

荒野台駅から1.7kmで長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅。なんという長い駅名!

駅名標にも「日本一長い駅名」と書かれています。「ちょうじゃがはましおさいはまなすこうえんまえ」と、ひらがなで22文字は、現在休止中の南阿蘇鉄道の「南阿蘇水の生まれる里白水高原」と同じ。2007年(平成19年)までは一畑電車の「ルイス・C・ティファニー庭園美術館前」が表記18文字、ひらがなで25文字と日本一でした。1990年(平成2年)開業の駅です。

ひらがなの下、ローマ字の表記は切れ目がないのでパッと見て読めないです。ほとんど暗号みたい。というか単純に見た目がヘンで読むには気合いが必要。

もちろん駅の東側、太平洋に向かって500mも行かずに大野潮騒はまなす公園があります。そのまま海に出ると角折海岸には「はまなすの精」が設置されています。地図で探しましたが長者ヶ浜という浜は見つかりません。鹿嶋市の歴史を見ても長者ヶ浜という地名は出てこないので「長者ヶ浜」は謎です。駅所在地は茨城県鹿嶋市大字角折です。

また真っ直ぐ+跨線橋です。前面展望ではない横、車窓も平板というかあまり変化がありません。よく言えば長閑。

前面展望に変化はありませんが、鹿島臨海鉄道とは、こーいう路線なのです。って開き直っちゃマズイですよね。

【私鉄に乗ろう97】鹿島臨海鉄道大洗鹿島線 その4 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

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