阪神サンズ、新型コロナの影響語る 「球団は3人だけであってほしいと願っている」

阪神のジェリー・サンズ【写真:荒川祐史】

今季から阪神に加入したサンズが日本の現状を語る

 新型コロナウイルスの感染拡大により、開幕が延期となっている日本プロ野球。かつてドジャースでプレーした阪神のジェリー・サンズ外野手は日本とアメリカの新型コロナウイルス感染拡大時における日常の違いについて言及している。米誌「スポーツ・イラストレイテッド」が報じている。

「間違いなく(新型コロナは)心配だ。なぜなら、我々のチームに直接影響を与えてる。だが、同時に、どこでも起きていることなんだ。他のチームは数週間後の開幕に備えている。自分も準備を整えておきたい」

 2011年にドラフト25巡目でドジャースに指名されたサンズ。韓国球界を経て、今季から阪神に加入した。阪神の藤浪晋太郎投手、伊藤隼太外野手、長坂拳弥捕手の新型コロナウイルスへの感染がすでに公表されている現状について、こう分析していたという。

 サンズとモーガン夫人、2人の息子は健康というが、球団からは「できるだけ自宅に留まり、しばらくは(家族以外との)交流を避けるように」と通達されたことを明らかにしている。

「彼ら(球団)は3人だけであってほしいと願っているが、他の選手に兆候がないか、みんなを検査し続けている。正直、ここでは通常の生活とさほど変わらない。アメリカのような隔離生活やソーシャルディスタンスは存在しない。みんな手を洗って、マスクをしているが、それ以外の日常は依然として継続している」

 感染拡大の続く米国では、外出禁止令など厳戒態勢での新型コロナ対策が続いている。一方、日本では比較的平穏な日常生活が続いていると来日1年目の助っ人は感じているという。(Full-Count編集部)

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