MLBが驚愕のプラン検討!? 30球団集結&アリゾナで全試合開催か、AP通信報じる

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

AP通信が複数の匿名の関係者の話としてレポート

 新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期となっている米メジャーリーグ。ニューヨークやカリフォルニアなどを中心に米国では感染が広がり続けており、7月の開幕や、最悪の場合シーズン全中止の可能性まで、米メディアでは報じられてきている。

 先行きの見通せない現状の中で、MLB機構と選手会の間で2020年シーズンの全試合をアリゾナで開催することを検討していることが明らかになった。米メディア「AP通信」が報じている。

「AP通信」が関係者の話として「MLBと選手会が、全ての試合をアリゾナで行うことを検討している」と報じた。記事では「MLBと選手会が月曜日に話し合ったことの1つは、30チーム全てを、フェニックス周辺の、(観客のいない)空の球場でプレーさせるアイデアだった」とレポートされており、スプリングトレーニングが行われるアリゾナ州フェニックス近郊でシーズンを開催するプランが話し合われているという。

 記事内では「両者は電話で、新型コロナウイルスの影響で遅れているシーズンをこれからどうのようにして前進させるかについて話し合ったということだ。詳細について発表されていないために、彼らは、匿名にするという条件で我々に話をした。このアイデアは、まだ、初期の段階で、アリゾナのオプションの実現には、克服しなければならない多くの課題があると彼らは語った」とも言及している。

 多くの球団がスプリングトレーニングを行うアリゾナ州には50マイル(約80キロ)の範囲内にスプリングトレーニングを行う球場とダイヤモンドバックスの本拠地であるチェイスフィールドが集まっている。フロリダ州では220マイル(約345キロ)の範囲に広がるため、記事ではアリゾナが有利な点であるとも指摘。そして「両者は、なるべくフルシーズンを行うようにすることで合意した。このアリゾナのプランでは、政府の機関が(全米を)移動しながら球場でプレーしても安全になった、という決定を出す前にレギュラーシーズンを始めることが出来る」と伝えていた。(Full-Count編集部=AP)

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