西武・高橋光、試合なくなった地元群馬ファンにメッセージ 「また大きくなって…」

西武・高橋光成【写真提供:埼玉西武ライオンズ】

高橋光は同僚の佐野を座らせて投球練習、変化球も交えて投げ込んだ

 西武の高橋光成投手が9日、メットライフドームで自主練習を行った。故郷の群馬県で6月19日に実施される予定だった日本ハム戦が、新型コロナウイルス感染拡大の影響でメットライフドームに変更されたことを受け、右腕は地元ファンに向けてメッセージを直筆で綴り、「また大きくなって群馬に戻れること楽しみにしています」などと思いを寄せた。

 恒例となっていた前橋市の上毛新聞敷島球場での公式戦がメットライフドームに変更されてから一夜。高橋光は「楽しみにしていましたが、残念です」と本音を漏らした。初の凱旋勝利は今年もお預けとなってしまったが、右腕は9日午前、ライオンズトレーニングセンターの寮でダンベルを持ち上げるなど、ウエートトレーニングを実施。その後はメットライフドームでキャッチボール、遠投を行い、最後は一緒に自主練習を行っている佐野泰雄投手を座らせて投球をした。自身の感覚を鈍らせない程度にカットボール、カーブといった変化球も交えて投げ込んだ。

 ブルペンに入る機会もない中での調整が続くが「今だからこそできることをやりたい。シーズンに入ってからはなかなかできない筋肥大のトレーニングですね。ウエートにフォーカスをしてやっていきます」と自身のテーマをもとに黙々と調整を続けている。月、火曜日は練習、水曜日を挟んで、木、金は練習というスケジュールで調整を続けていく。

「しっかりこの2日間で追い込むことができるのでいいと思う。いい環境、いいスケジュールの中でさせていただいていますよ」と前向きに話した。

 そして高橋光成は今季の試合開催がなくなった地元ファンに向け、直筆メッセージを添えた。

「いつも応援していただき、ありがとうございます。今年も前橋で試合ができること楽しみにしていましたが、それがかなわず残念に思います。昨年、この球場で登板し、負けてはしまいましたが大きな転機となりました。また大きくなって群馬に戻れること楽しみにしています。今、このような状況で大変な想いをされていることと思います。こんな時こそ、皆で乗り越えていきましょう!僕も皆さんにまたお会いできること、楽しみにしています」と綴り、地元ファンに思いを寄せた。(Full-Count編集部)

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