新型コロナ禍で不安な日々を送る助っ人 鷹モイネロの胸中「寂しい」

オンライン会見に臨んだソフトバンクのリバン・モイネロ【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

ソフトバンクのキューバ人助っ人でただ1人、日本で暮らすモイネロ

ソフトバンクのリバン・モイネロ投手が9日、本拠地PayPayドームで自主練習を行い、練習後にオンライン会見で報道陣に対応した。チームに在籍するキューバ人助っ人のうち、ただ1人、日本でこの期間を過ごしており「1人暮らしで家族もいなくて寂しいですね。外にも出られないし、寂しくなっています」と、異国の地で不安な日々を過ごす胸中を語った。

東京五輪のアメリカ大陸予選のためにグラシアル、デスパイネと共に一時チームを離脱していたモイネロだが、新型コロナウイルスの感染拡大で同予選が延期に。モイネロは3月19日に再来日したが、怪我を抱えていたデスパイネとグラシアルは母国に戻っていた。その後、感染拡大が世界的に広まり、キューバの空港は閉鎖に。モイネロは1人、日本でコロナ禍の日々を送らざるを得なくなった。

キューバでも新型コロナウイルスの感染が広がり、デスパイネとグラシアルもいつ再来日できるか分からない状況だ。モイネロは「1番大変なのは、家族も離れているということ。空港が閉まっていて、いつキューバに戻れるのかも分からない。そこは難しいなと思っています」と口にする。異国でプレーする外国人選手。先の見通せない中で不安な日々を送っているようだ。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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