鷹・内川が「お悩み相談室」開催 オンラインでファンと交流、次々にアドバイス

オンラインでのファンミーティングを実施したソフトバンク・内川聖一【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

「ファンの方と1対1で話す機会はなかなかないので、うれしかったです」

ソフトバンクの内川聖一内野手がPayPayドームでの自主練習前にオンラインファンミーティング「ファンとしゃべりタカ~。」に参加した。ソフトバンクは自主練習期間に選手とファンがオンラインで交流するファンミーティングを実施。これまでに松田宣浩内野手や和田毅投手、柳田悠岐外野手らがファンとの交流を楽しんできた。

この日は「ウッチーのお悩み相談室」として内川がファンの悩みに答える形で進行され、公式ファンクラブ「クラブホークス」で事前募集したファンが参加した。野球に関する相談では「ファーストやっているけど、(送球される)ボールが怖くてよけてしまう」との質問「ボールは友達。相手も君にぶつけようとして投げるわけじゃないから、逃げずにボールから目を逸らさないようにすれば大丈夫」と優しく答えた。

さらに今は野球部の部活ができていない中学生には「素振りが大事。ピッチャーの方向を向いて目線を逸らさずに、どこに打つかをイメージしてバットを振ろう」とヒットマンらしいアドバイス。キャプテンをやっている子どもに心構えを問われると「キャプテンって大変だよね。今までやってきたことが評価されて選ばれたんだから自分が持っているもの以上を出そうとしないで、今までよりもきちんとしようという気持ちを持っていればいい。きちんとやれば周りの人が見てくれているからね」と、自らの経験をもとに声をかけた。

また「6年後にハニーズのオーディションを受けるので、同じグラウンドで踊りたいのでそれまで現役で頑張ってください」という女の子のお願いには「6年後って44歳か~」と苦笑い。最後にはプロポーズの演出を相談されて内川自身のプロポーズ秘話まで飛び出した。

子どもたちの相談には「〇〇くんは~」とファンの名前を呼びながら一生懸命に答える姿に、参加したファンはきっと感激したことだろう。そして、1日も早く球場で内川を応援したいという気持ちが高まったに違いない。内川は最後に「ファンの方と1対1で話す機会はなかなかないので、こんないい機会を与えてもらってうれしかったです。やっと日程的な目標も出てきたので、気持ちも変わってきています。みなさんにいい姿を見せられるように頑張ります」と語りかけて練習に入っていった。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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