【MLB】46歳コロン、メッツでのメジャー復帰を切望「キャリアをNYで終えたい」

メッツ時代のバートロ・コロン【写真:Getty Images】

「メッツで引退したい。私のキャリアをニューヨークで終えたい」

インディアンス、エンゼルス、メッツなどで通算247勝を挙げているバートロ・コロン投手が、メッツでのメジャー復帰へ意欲を燃やした。5月24日に47歳となる右腕は昨季は所属なしだったが、2月中旬にメキシカンリーグのモンクローバと契約。「私の気持ち次第ということならメッツで引退したい。私のキャリアをニューヨークで終えたい」と語った。米スポーツ局「ESPN」が伝えている。

コロンは18年4月にレンジャーズとメジャー契約。メジャー現役最年長選手として28試合登板し、7勝12敗、防御率5.78を記録したが、それが最後のプレーとなっている。「昨年(MLBでプレーする)チャンスがあるかもしれないと思っていた。昨年もし(MLB復帰が)実現しなかったら、今年は可能性も低くなることもわかっていた。私はベテランだし、球界は若い投手が登場する。年を取れば、チームとしてはもはやプレーすることを求めないものだ」と厳しい現実を口にした。

昨季は所属なしだったが、自身の健在ぶりをアピールする投球動画を自身のSNSなどに投稿。どうやら14年から3シーズン在籍したメッツでの現役引退を望んでいるようだ。

「メッツは本当に特別だった。私は10球団でプレーしたが、メッツでプレーしていた時は、選手たちを始めフロントオフィスや食堂のスタッフに至るまで、私を本当に大事にしてくれた。そしてメッツファンはアメイジングだ」

「最初の頃、(打席でスイングした後に)私の頭からヘルメットが脱げ落ちると彼らは毎回笑っていた。私としては、最初は良い気分ではなかった。しかしファンがそれを見て本当に楽しんでくれていると私はわかったので、更に大きなヘルメットを頼んでいた。もっとヘルメットを落として、彼らが本当に楽しんでくれたからだ」

41歳シーズンだった14年からの3年間、メッツで通算98試合登板し、44勝34敗、防御率3.90を記録した。熱い思いを秘める46歳右腕にメッツからチャンスは与えられるのだろうか。(Full-Count編集部)

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