【MLB】菊池雄星が6回無失点も… マリナーズ逆転負けに地元紙「素晴らしい先発が台無し」

アスレチックス戦に先発したマリナーズ・菊池雄星【写真:AP】

MLB公式は「キクチの素晴らしい先発登板が終盤に台無しに」と好投を評価

■アスレチックス 3-2 マリナーズ(日本時間2日・シアトル)

マリナーズの菊池雄星投手は1日(日本時間2日)、本拠地でのアスレチックス戦に先発。6回まで三塁を踏ませぬ好投で3安打無失点に封じたが、リリーフ陣が同点に追いつかれ、マリナーズは延長10回の末に競り負けた。米メディアは菊池の好投が「台無し」となる敗戦を酷評している。

菊池は初回、昨季33発のセミエン、同24発のラウレアーノから三振を奪い3者凡退の立ち上がり。2回も3者凡退に抑えると、3回は三塁内野安打でこの日初ヒットを許したが、続くマーフィーを二ゴロ併殺打に打ち取った。6回には先頭のデービス、続くピスコッティの連打で無死一、二塁のピンチを招いたが、マーフィー、セミエンを連続三振、チャップマンを三ゴロに仕留めて無失点で切り抜けた。

しかし、2点リードの7回に2番手のマーゲビチウスが同点2ランを被弾して菊池の白星が消滅すると、延長10回に勝ち越されて敗戦。MLB公式サイトは「アスレチックス戦でのキクチの素晴らしい先発登板が終盤に台無しになる」、地元ラジオ局「710 ESPNシアトル」も「キクチが6回無失点だったにもかかわらず、マリナーズは延長でアスレチックスに3-2で敗れる」との見出しで菊池の好投と逆転負けを伝えている。

また、地元紙「シアトルタイムズ」のラリー・ストーン記者は自身のツイッターで「マリナーズの無残な敗戦」と酷評。「彼らはキクチの珠玉の投球を台無しにし、9回の大チャンスを逸した」と、こちらも菊池の好投を称賛しながら、同点で迎えた9回1死満塁のチャンスを逃したことを悔やんでいた。(Full-Count編集部)

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