巨人が異例の内野手登板 代走職人・増田大が最速138キロ無安打投球で“三刀流”披露

巨人・増田大輝【写真:荒川祐史】

0-11の8回に6番手で登板、近本、江越、大山と対戦

■阪神 11-0 巨人(6日・甲子園)

内野手登録の巨人・増田大輝内野手が6日の阪神戦でなんと甲子園のマウンドに立った。8回に5番手の堀岡が、代打の中谷に満塁弾を浴びるなど7失点。中継ぎを温存するため野手を起用する原監督の驚きの采配となった。

メジャーリーグではよく見る光景だが、NPBでは珍しい。時折笑みを浮かべながら、セットポジションに入った背番号0は先頭の近本に対して、2球目にストライクを見事にとると、だんだん調子が上がってきた。近本を二ゴロに打ち取り、続く江越は、追い込むも、最後は緩いカーブが惜しくも外れて、四球で歩かせた。大山には強い当たりを放たれたが、右飛に仕留めた。最速は138キロだった。守備、走塁のスペシャリストとして存在感のある増田大が、この日は投手で“三刀流”と器用な一面を披露。結果的にはしっかりと後続を断った。

【動画】最後は苦笑い…内野手なのにリリーフ登板 巨人・増田大が阪神大山を仕留めた投球映像

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