鷹バレンティンが今季初の猛打賞! 試合前練習では柵越えがPepperを直撃&破壊

本塁打を含む3安打を放ったソフトバンクのウラディミール・バレンティン【写真:藤浦一都】

4回には10試合ぶりの9号ソロを放ち、安打&二塁打で猛打賞

■オリックス 8-2 ソフトバンク(15日・PayPayドーム)

ソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手が完敗の中で1人、気を吐いた。15日、本拠地PayPayドームで行われたオリックス戦。4回の第2打席で10試合ぶりの本塁打となる9号ソロを放つなど、今季初の3安打猛打賞と復調の兆しを感じさせた。

不振に喘いできたバレンティンに快音が飛び出した。2回の第1打席で中前安打を放つと、4回の第2打席では代わったばかりの2番手・荒西のボールを捉えた。打球はバックスクリーン左へと突き刺さるソロ本塁打。8月4日の楽天戦以来、10試合ぶりのアーチとなった。

久々の一発に「久しぶりに良い打球が打てました。もっと調子を上げていかないといけない」とコメントしたバレンティンは8回の第4打席でも右翼への二塁打。痛烈な打球は右翼正面へのライナーだったが、右翼手が捕球できずに、この日3本目の安打となった。

この日の試合前練習ではフリー打撃で放った打球が左翼スタンドに並んでいた「ロボット応援団」の20台のPepperのうちの1台に直撃して破壊していた。これが不振脱却のキッカケになったわけではないだろうが、復調の気配を感じさせる3安打だった。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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