岩手で奇祭「蘇民祭」

下帯姿の男衆が袋奪い合う

2016/2/15 10:31

画像 蘇民祭で護符の入った麻袋を奪い合う男衆=15日未明、岩手県奥州市 豊作や無病息災を祈って、下帯姿の男衆が護符の入った麻袋を奪い合う奇祭「蘇民祭」が14日夜から15日早朝にかけて、岩手県奥州市の黒石寺で開かれた。厳しい寒さの中、約140人の男衆が激しくぶつかり合い、寺は熱気に包まれた。

 午後10時ごろ、男衆が「ジャッソージョヤサ」の掛け声とともに水をかぶり、身を清めた。男衆が燃えさかる井の字に組んだ木の上に次々と登り、火の粉を浴びながら気勢を上げると、観衆たちは大きな歓声を送った。

 祭りのクライマックスは午前5時。護符が入った「蘇民袋」の争奪戦では、本堂に集まった男衆が体から湯気を立ち上らせ、必死の形相で袋を奪い合った。