認知症徘徊事故、家族免責

最高裁「監督困難な場合」 

画像 最高裁第3小法廷=1日午後画像 認知症の男性が電車にはねられ死亡したJR共和駅構内の事故現場付近。ホーム端の階段から線路内に立ち入ったとみられている=2月9日、愛知県大府市 認知症の男性患者が徘徊中に電車にはねられ死亡した事故をめぐり、家族が鉄道会社への賠償責任を負うかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は1日、「監督が容易な場合は賠償責任を負うケースがあるが、今回は困難だった」と判断、家族に責任がないとしてJR東海の賠償請求を棄却した。

 民法は責任能力のない人が与えた損害は「監督義務者」が賠償すると規定。認知症患者の家族は監督義務者ではなく、防ぎ切れない事故の賠償責任までは負わないとする初判断は、在宅介護の現場に影響を与えそうだ。

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