東京大空襲を語り継ぐ

生存者「戦争は何も生まない」

画像 東京大空襲を語り継ぐつどいで、自身の体験を語る西尾静子さん=6日午後、東京都江東区 約10万人が犠牲になったとされる1945年の東京大空襲を「語り継ぐつどい」が6日、東京都内で開かれた。「戦争は全て破壊し、何も生み出さない」。生き延びた女性の体験談に、300人を超える参加者は静かに聞き入っていた。

 体験を語った西尾静子さん(76)は、今の江東区で両親と暮らしていた。医者だった父は救護班に駆り出されていて、母と一緒に近くの学校の地下室に避難した。

 夜中に「開けてくれ」と地下室の扉をたたく音がしたが、火が吹き込む恐れがあって開けられず、やがて声も聞こえなくなった。翌朝、扉の外は焼死体で埋まっていたという。

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