豪女性拒否で太地町に賠償命令

「くじらの博物館」入館

画像 和歌山県太地町の「町立くじらの博物館」

 和歌山県太地町の「町立くじらの博物館」で入館を拒まれたとして、オーストラリアのイルカ保護団体に所属するサラ・ルーカスさん(31)が町に慰謝料など約330万円を求めた訴訟の判決で、和歌山地裁(橋本真一裁判長)は25日、11万円の支払いを命じた。

 入館拒否が不当な差別や思想信条の自由の侵害に当たるかが争点だった。判決は入館規制の是非に関し、女性が博物館の情報に接する機会を妨げた点を違法と判断した。

 原告側は「個人の考えを理由に公共施設の利用を拒むのは思想信条の自由の侵害」と主張。

 町側は「拒否はトラブルを防ぐためで差別的な意図はない」と請求棄却を求めていた。

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