熊本地震から一夜明けた15日、震度7を観測した熊本県益城町(ましきまち)を歩き、惨状を目の当たりにした。中心部に近づくにつれ、倒壊した家屋や亀裂の入った道路が目立つように。歩道に割れ落ちた壁のタイルや窓ガラスを踏みしめると「ミシミシ」「バリッバリッ」と音が響く。余震のたびに「落ちてこないか」と恐怖を感じた。夜通し眠れなかったのか、街を歩く住民の顔には疲労や不安が色濃く残る。現場には数多くの救助部隊が全国から集結し、宮崎県から派遣された部隊も懸命に活動していた。
家屋倒壊、道路に亀裂 本紙記者ルポ
- Published
- 2016/04/16 11:00 (JST)
- Updated
- 2018/12/07 15:46 (JST)