伝統の妙技 鶴岡八幡宮で流鏑馬

 疾走する馬上から弓で的を射抜く流鏑馬(やぶさめ)が17日、鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下)で行われ、10日から開かれていた鎌倉まつり(同市観光協会主催)のフィナーレを飾った。

 舞殿などで神事を執り行い、天下太平、五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願。その後、境内につくられた約250メートルの馬場で武田流の流鏑馬が奉納された。

 伝統的な装束に身を包んだ騎手が馬上から三つの的を狙い、妙技を披露。的中させるたびに会場は歓声に包まれ、見物客らは間近で見る馬の迫力と鍛え抜かれた技術を堪能していた。

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