連載カバー画像
連載

カネミ油症 〜50年目の枷〜

 長崎県など西日本一帯に健康被害をもたらしたカネミ油症事件は50年前の10月10日、新聞報道で発覚した。汚染油を直接食べた人だけでなく、その子どもらにも深刻な症状が現れている。一方、そうした次世代の油症認定や医療保障などの救済は進んでいない。終わりの見えない化学物質被害の「連鎖」の実態を見詰めた。