横浜の廃校になった中学校、どう活用? 体育館、道場など現存 市が事業者公募

 横浜市は、廃校となった旧市立庄戸中学校(同市栄区)の活用事業者を公募している。2015年4月の閉校後、地元住民らと検討を重ねてまちづくりの構想を策定。周辺の街並みに配慮しつつ、地域の交流拠点として活用する方向性を提示した。来月23日まで。

 同校はJR港南台駅からバスで約20分の住宅街に立地。約1万6千平方メートルの敷地に、1981年完成の4階建て校舎(延べ床面積約6千平方メートル)と体育館、道場などが現存している。都市計画や風致地区の指定により、8メートルの高さ制限がある。

 市は事業者に対し、建物を約6580万円で売却。土地を30年間、月額約130万円で貸し付ける。建物は改修や解体が可能。300平方メートル程度のコミュニティーハウスの整備と、防災拠点の提供を条件とした。5月に事業予定者を決め、来年7月までに引き渡す。

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