グラミー賞受賞のパキスタン出身SSW、アルージ・アフタブが新AL発売決定

©Ebru Yildiz

第64回グラミー賞にて、最優秀グローバル・ミュージック・パフォーマンス賞を受賞し、ヴァ―ヴ・レコードと契約したパキスタン出身のヴォーカリスト、アルージ・アフタブ。グラミー賞にノミネートされたピアニスト、ヴィジェイ・アイヤーとベーシストのシャザード・イズマイリーとコラボレーションしたアルバム『LOVE IN EXILE』を3月24日にリリースすることが決定。あわせて、先行シングル「To Remain / To Return」の配信がスタートしている。

『LOVE IN EXILE』は、ヴィジェイ・アイヤーのピアノとエレクトロニクス、シャザード・イズマイリーのベースとムーグ・シンセ、そしてアルージ・アフタブの絶妙なウルドゥー語のヴォーカルで深いインパクトを与えるトリオ編成の作品。
ニューヨークのスタジオで最小限の編集でライヴ録音されており、事前の準備なしにリアルタイムで創作され、強力な化学反応は、この経験豊富な共同制作者たちをも驚かせたという。リアルタイムでの集団的な創造に集中し、ベース、ピアノ、ヴォーカルが息を呑むほど一体化したサウンドを生み出した。これはまさに瞬間の音楽であり、言葉では定義できないが、観客は聴くたびに異なる側面の世界観を感じることができる。

アイヤーは「このプロジェクトは私にとってとても大切なものです。アルージとシャザードと一緒に音楽を作ることは、まさに幽体離脱のような体験です。その場にいながら、まるで上から音楽を聴いているような感覚。どこかから運ばれてきたような、淡々とした不思議な作品に畏敬の念を覚えます。早くみんなに聴いてもらい、感じてもらい、一緒に生きてもらいたい」と、このアルバムについて語っている。

このトリオは2018年のデビュー公演の後、ニューヨークの舞台裏でシャザード・イズメイリーがアルージ・アフタブとヴィジェイ・アイヤーに声をかけたことから始まった。

「私たちは、最初から何かを感じていた。私たちの関係は神秘的だった。何が起こったのかわからない。でも、もう1度やってみよう。とお互いの顔を見合わせながら言った」とアイヤーは振り返る。

3人とも事前に用意をしていなかった中で強烈な化学反応が起き、スタッフを驚かせた。自然発生的な音楽を3人が共に創り出し、それぞれがオープンであり続けることが、デビュー・アルバムのレコーディング前に行ったライヴで、バンドにおける決定的なアプローチとなった。

ヴォーカルのアルージ・アフタブはパキスタン人として初めてグラミー賞を受賞し、その魅惑的なパフォーマンスで世界中のオーディエンスを魅了している。マッカーサー賞受賞者でグラミー賞にノミネートされたヴィジェイ・アイヤーは今、最も影響力のあるピアニストの1人。しかし、このアルバムでは、3人の奏者のエゴが消え、唯一無二のゴージャスなサウンドを作り出している。

■リリース情報

アルージ・アフタブ、ヴィジェイ・アイヤー&シャザード・イズマイリー
AL『LOVE IN EXILE』
stream & download→https://arooj-aftab.lnk.to/LoveInExile

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