トマホーク400発購入 米国の公表踏まえ回答

 浜田靖一防衛大臣は28日の記者会見で、トマホークの購入数(最大400発)を前日の衆院予算委員会で公表した理由について「大変関心の高い事項であることや米国議会プロセスの一環として売却する可能性のある最大数量として今後、米国から公表されることを踏まえ、最大400発の取得を可能とする方向で米側と調整中と回答した」と述べた。

 そのうえで「これ以外の自衛隊が保有するミサイルの弾数や単価については従来より申し上げておりません。これは変わりありません」と語った。

 また佐賀市の坂井英隆市長がオスプレイ受入れを表明したことの受け止めを記者団に聞かれ「陸自オスプレイの佐賀空港利用等の受入れについて表明頂いたと認識している」とし感謝した。

 浜田防衛大臣は「坂井市長は佐賀市の皆様に様々な意見があることに十分意を配された上で、国防に協力するため、重い判断をしていただいたと認識している。判断に感謝申し上げたい。防衛省としては駐屯地の設置や運用が周辺地域に及ぼす影響に特に配慮しつつ、市民の不安や懸念を解消し、駐屯地の開設が地域の発展につながっていくよう、佐賀市と協力して対応していきたい」と述べた。(編集担当:森高龍二)

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