伝統のダービーは壮絶な乱打戦に!ポグバ復帰のユヴェントスがトリノにシーズンダブル

ポグバ復帰のユヴェントスが白熱のダービーを制す @Getty Images

2月28日にセリエA第24節が開催され、ユヴェントスが本拠地アリアンツ・スタジアムにトリノを迎えた。

セリエAで通算156回目となった“デルビー・デッラ・モーレ”。イタリア北部の州都トリノに本拠地を置く両チームの一戦は、キックオフ直後からいきなり動き出す。2分に右CKの流れから、最後はファーでフリーだったヤン・カラモウが押し込み、アウェイのトリノが先制点を奪う。

このゴールを皮切りに試合はオープンな展開となり、16分にはユヴェントスのファン・クアドラードが今シーズン初ゴールとなるボレー弾でスコアをタイに戻す。さらに両者の勢いは増していき、43分にはトリノのアントニオ・サナブリアがワンタッチシュートで勝ち越しゴールを決めると、ユヴェントスも負けじと前半アディショナルタイムにダニーロが左CKからヘディング弾を放ち、前半のうちに再び同点に追いつく。

45分間で4ゴールが飛び交う白熱のダービーは、後半に入りホームチームが地力の差を見せつける。右ヒザのケガから復帰したポール・ポグバが今シーズン初出場を果たしたユヴェントスは、71分にショートコーナーからフェデリコ・キエーザがペナルティエリア右脇付近でクロスを供給。古巣対決に闘志を漲らせていたグレイソン・ブレーメルが頭で合わせ、ついにユヴェントスが逆転に成功する。攻勢を強めるビアンコネーロ(ユヴェントスの愛称)は80分に、ペナルティエリア手前の左で獲得したFKからフィリップ・コスティッチが浮き球のパスを送ると、ブレーメルが逸らしたボールをアドリアン・ラビオが詰めてダメ押し弾をゲット。最終スコア4-2で、ユヴェントスが打ち合いを制しトリノ相手にシーズンダブルを達成した。

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