金子大地と大久保嘉人がイタリア・ナポリで共同生活

NHK BSプレミアムでは3月18日に「チョイ住み in ナポリ」(午後7:30)を放送。俳優の金子大地と元サッカー日本代表の大久保嘉人が、イタリア・ナポリで共同生活をする様子を伝える。

「チョイ住み」シリーズのコンセプトは、「その国にちょっとだけ住んでみる」。アパートを借り、日用品を買い、食事をつくり、近所の地図を覚え、ふと思い立った場所へ出かけ、地元の飲み屋でクダをまき、疲れたら家でテレビを見る。現地の人と同じ目線に立つことで、ガイドブックには載っていないその国の姿が見えてくる。今回の舞台であるナポリは、ナポリ湾一帯の美しさを強調した「ナポリを見て死ね」という言葉もあるくらい、一生に一度は訪れてみたい美しい港町だ。

金子と大久保の年の差は14歳。大久保の現役時代を知る金子は、初対面から緊張して恐縮しっぱなし。そんな金子を気遣うかのように、大久保は気さくに接していく。大久保のアグレシッブさはピッチの中でだけではなく、ナポリの街でも健在。地元の美容室で、かつてセリエAのナポリでプレーした英雄・マラドーナのヘアースタイルをまねしてみたり、人気の食堂で絶品パスタのレシピを聞き、市場で食材をそろえて、その味の再現を試みる。

地元の人と臆せず交流する大久保の姿を目の当たりにした金子も、次第にナポリの街で積極的に動き、楽しみを見いだしていく。これからの役者人生に不安を抱く金子に、大久保は自身のサッカー人生で大事にしてきた信念を伝える。それは異なる世界で生きるものにとっても心に響くものだった。たかが1週間されど1週間。情熱の街・ナポリの地で成長する金子の姿に注目だ。

金子は「出演のオフォーをいただいた時、出演させていただくかどうかすごく悩みました。僕は人見知りですし、インドアですし、なまけ者なので、初海外でしかも『共同生活』なんて絶対無理だと感じたからです。特に今回、旅のパートナーを現地で会うまで知らされてなかったので、ナポリで大久保嘉人さんに出会った時には驚きました。最初は緊張しっぱなしでしたが、その後、2人の距離感がどのように変化していくかに、ぜひ注目して見てほしいですね」とアピール。

大久保とは多くを語り合ったそうで「それが僕の中ではとても大きく、これからの人生の糧になるものをもらえた感じがしています。また、ナポリの人たちはとても優しくて親切でした。僕は街の印象って人が作るものだと思うんです。人の温かさによって、街全体が明るく陽気で開放的に感じられ、とても居心地がよかったです。またナポリに戻って来たい。そう思える場所でした。そして、大久保嘉人さんとまた別の国で『チョイ住み』したいです」と意気投合したことをうかがわせた。

一方、大久保は「現役時代、セリエAのサッカーチーム・SSCナポリからオファーが来たことがあり、その時はスペインを選んだので、結局行かなかったのですが、そういう縁もあり、ナポリは、もしかしたら住んでいたかもしれない街だったんです。だからとても楽しみにしていました。行ってみると『ナポリを見て死ね』という言葉通り、とても風光明媚(めいび)な街でした」とナポリとの縁を明かす。

そして、「ナポリの人たちはみんなフレンドリーでしたね。誰かに道を聞いても親切に教えてくれるし、気さくにあいさつをしてくれるし。僕の中・高校時代のサッカー部は街の人に会ったら、立ち止まってあいさつしなきゃいけなかったんですよ。そうすると街の人が『頑張ってね』とか応援してくれるんですけど、それを思い出しました。そういう人のつながりがある街ってすてきですよね」とその魅力を語る。

金子との生活に関しては、「パートナーの大地とはいろいろな経験をしましたね。普段料理をしない2人なので、調理の段取りはハチャメチャでしたが、とにかく何事においても楽しんで挑戦しました。大地とナポリで過ごした『チョイ住み』は、僕の人生の中でも貴重な経験になりました。最高の『チョイ住み』でした」と満喫したことを報告している。

© 株式会社東京ニュース通信社