パドレス・ソト 左ふくらはぎの張りで代表チームへの合流が遅れる

マニー・マチャド(パドレス)は日本時間3月7日、少しだけキャンプ地に顔を出し、数人のチームメイトやコーチに挨拶。その後、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のドミニカ共和国代表に合流するため、マイアミ行きの飛行機に乗り込んだ。しかし、同じドミニカ共和国代表のフアン・ソトはマチャドと同じ飛行機に乗らなかった。左ふくらはぎの張りを訴えているからだ。ソトは出場辞退はせず、ドミニカ共和国代表の初戦までにはチームに合流できる見込みだが、大会での起用法には制限が設けられるかもしれない。

現在24歳のソトは昨季ナショナルズとパドレスで合計153試合に出場し、打率.242、27本塁打、62打点、6盗塁、OPS.853を記録。本調子ではなかったが、96三振を大幅に上回る135四球を選び、出塁率は4割を超えた(.401)。ドミニカ共和国代表はすでにブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)が出場辞退を表明しており、ソトまで欠くことになれば、大幅な戦力ダウンは避けられない。しかし、ソトを欠きたくないのはパドレスも同じであり、パドレスはソトのコンディションを慎重に見極めている。

ソトは当初、同僚のマチャド、ネルソン・クルーズ、ルイス・ガルシアと同じ飛行機でマイアミに向かう予定だった。しかし、その代わりに、日本時間3月7日は走塁練習のドリルを行い、その後は打撃練習にも取り組んだ。「今のところ、状態はいい」とソト。「状態はかなり改善している。いい感じだよ。でも、チームはWBCに出場する準備が整っているかどうかを確認したいと思っているんだ」とパドレスからのゴーサインを待っている状況であることを明らかにした。

今のところ、ソトは今週後半にドミニカ共和国代表に合流する予定だという。1次ラウンドは全4試合に出場するのではなく、2~3試合程度の出場となり、さらには守備の負担を減らすためにDHでの起用となる可能性もあるようだ。パドレスのボブ・メルビン監督は「彼はWBCでプレーすると思うよ」とコメント。「彼がプレーしたがっているのは知っている。でも、故障が長引いて走ることができないとしたら、少し考えないとね」とあくまでもソトのコンディション次第であることを強調した。

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