4年ぶりに東日本大震災チャリティーライブ 震災発生の3月11日に「この小さな手で何ができる」

 東日本大震災チャリティーライブ「この小さな手で何ができるパートⅩ」が、3月11日(土)午後0時半から5時半まで、ニューメディアプラザ山口(山口市熊野町1)で開かれる。主催は同実行委員会。入場は無料だが、場内には募金箱が設置される。

▲前回(2019年)の様子

 このチャリティーライブは、東日本大震災の発生(2011年3月11日)から1カ月もたっていない4月2日に、県内在住ミュージシャンたちが発起して初開催。翌年以降も、「あの悲惨な出来事を、けっして風化させてはならない」との思いで、この時期に毎年続けられてきた。だが、コロナ禍のため2019年を最後に自粛。ウィズコロナの世の中になり、ようやく再開を決めたという。今回は4年ぶり10回目の節目の開催で、大震災の発生した「当日」である3月11日に実施することになった。出演するのは、次のグループ。

 維新太鼓(陸上自衛隊山口駐屯地和太鼓チーム)▽The45(ビートルズコピー)▽sama-sama(尺八・ガムラン)▽トワイライト4(アメリカンフォーク)▽猫バスバンド(フォーク・ロック)▽防府マンドリン・ギターアンサンブル(マンドリン)▽ほおずき(さだまさしカバー)▽リリック(Jポップ)▽鹿野苑(フォーク・ロック)。

 司会は、会の趣旨に賛同したフリーアナウンサーのスペース佐藤さんが務め、日本赤十字社県支部による支援活動報告もされる。

 同会ではこれまでに、73万1506円の浄財を被災地に届けてきた。「あの震災からもう12年。月日の経つのは早いもので、あの年に生まれた子どもたちはもう小学6年生になる。被災地の復興は進んでいるものの、いまだ長い道のりが必要とされている。関係者一同、祈りの心を込めて音楽を届けようと考えている。ぜひご参加を」と、実行委員会代表の辻田昌次さんは来場を呼びかけている。問い合わせは、辻田さん(TEL090-4893-4225)へ。

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