椅子、ドア、キーボード…気をつけたい「音」のマナー4つ

おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。

ひとつのテーマを1週間意識して過ごすことで、マナーや心遣いが自然と身に付く!そんな連載コラムを毎週火曜日にお届けしています。

今週のテーマ:日常で気をつけたい「音」のマナー

3月も半ばになり、新年度に向けてソワソワ、ウキウキ…な季節ですね!

春は式典が多い時期ですが、そんな時に気を付けたいのが、『椅子の音』!

椅子に限らず、日常にはいろんな音があふれていますが、不要な音はなるべく立てないほうが、空間の雰囲気を壊さず、周りに人にも迷惑をかけずにすみますよね。

今週は、気をつけたい「音」のマナーについて解説します。

【1】「椅子」の音

式典などで何度も立ったり座ったりする場面では、椅子を引く「ギギギギギ―」の音の大合唱!が起きがちですよね。

テーブルがなく、椅子だけが並んだ式典の場合は、「椅子には触らない(椅子を元の位置から動かさず座る)」ことを意識しましょう。

椅子に掛けるときは、浅く座り、椅子を体に引き寄せない。そうすると、椅子を触らずに(=引かずに)立つことができます。

動かしたい場合は、椅子を持ち上げて引くようにすると、音が出にくいですよ。

【2】「ドア」の音

ドアを閉めるとき、思った以上にドアが軽くて、うっかり「バタン!」と音が出ることがありますよね!

これを避けるために、普段から、締め終わるまで手を離さないことを意識しましょう。

ドアノブは、開ける時と同様、まわしながら閉めると音が出にくいです。閉める時の3秒を丁寧に行うととてもエレガントですよ。

さらに、後ろ手で締めるのはNG。体をドアと垂直に(横を向いて)閉められると、ワンランク上の印象美人!

【3】歩くときの音

「ドス、ドス」「カツ、カツ!」…歩くときって、意外と音が出てしまうものです。

ヒールがすり減って音が出ているようでしたら、早めに修理に出しましょう。

ヒールがない靴や、室内であっても、かかとから着地するよりも、【足裏全体で着地】を意識すると、音が出にくくなります。

【4】キーボードの音

「カタカタ!」「タンッッッ!」

集中すればするほど、キーボードの音が響き渡っていることに気付きません。

キータッチの音を小さくするには、キーボードと指をなるべく離さずに、キーボードを押すようにすると、音が出にくいですよ。

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いかがでしょうか。

他にも、食器やグラスを置くとき、食事のときなど、意識をすればなくせる音はたくさんあります。

うっかり音が出てしまった時は「失礼しました」とひとこと言えるとGood!

不要な音がないだけで、おうちも、職場も、スッキリと洗練された空間になります。ぜひ今日からは「音」に意識してみてくださいね!

それでは、また次回!Have a ごきげん day!

このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!

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