St. Patrick Day:アイルランドのコーンビーフ

おはようございます♬

3月17日は『聖パトリックの日(St. Patrick Day)』で、アイルランドにキリスト教を広めた聖人 聖パトリックの命日で、この日はカトリックの祭日で、アイルランド共和国の祝祭日だったりします。

アメリカでは「緑色の物を身につけて祝う日

アイルランド系の多いと言われるシカゴでは、シカゴ川をフルオレセインで緑色に染め上げる風景が有名で、シカゴ市警察では着用する警察バッジを“緑の三つ葉”入りの特別な物にしたり、ニューヨークやボストンなどアイルランド系移民の多い地域でも盛大に祝われています。

アイルランド系やカトリック教徒以外の人も楽しむイベントとしてお馴染みで、 この日には緑に染めたラガービールを飲んだり、コンビーフ・アンド・キャベッジをアイルランド料理として食べる習慣もあるんです♬

そんなわけで我が家でも数年前から聖パトリックの日が近づくと作るようになったのが『Corned Beef』

日本に居た頃、コーンビーフと言えば缶詰しか知らなかった私。
実はあまり得意じゃなかったのに、アメリカに来てから始めて缶詰じゃないコーンビーフで作られたサンドイッチを食べて以来、大好きに…

本来はブリスケット(牛肉)などのブロック肉を塩漬けしたものがコーンビーフ。
アメリカやヨーロッパで一般的な生コンビーフの料理と言えば、ルーベンサンドと呼ばれるサンドイッチと、アメリカ系アイルランド料理の定番 キャベツと煮こんだコンビーフ・アンド・キャベジが有名。

我が家では一から作るのは大変なので、この時期になると見つかる下味調理済みのこんな感じのものを

ただひたすらコトコト煮込んで

出来上がり。

コーンビーフは英語で『corned beef』
「corn」は現在は主としてトウモロコシを意味する単語なのでコーンビーフって「とうもろこしビーフ?」って思っていたのですが実は、cornは昔は穀物全般をそして「粒状のもの」を意味していたんです。

そして『corned』は、岩塩を砕いた粒状の粗塩で肉を漬けることで、まさにこのコーンビーフは牛肉の塩漬けという意味。塩漬けされて長時間低温で茹でた牛肉は調理が終わるころには写真のようなほろほろの繊維状になるんです。

それをパンに挟んでコーンビーフサンドイッチに♡美味しくできました。

日本は今日が3月17日。アメリカでは緑色の服を着ていないとつねられる日です!
よろしければぜひ緑色をファッションに取り入れてみて♡Happy St. Patrick Day!どうぞSweetな1日をお過ごしください♡

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