原発処理水放出巡り河野デジタル相「しっかり対外的に発信」 韓国の反日感情念頭に理解促す

河野太郎デジタル相

 河野太郎デジタル相(衆院神奈川15区)は17日の閣議後のオンライン会見で、韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の来日に関連し、韓国で対日感情が悪化する要因となっている東京電力福島第1原発から出る放射性物質を含む処理水の海洋放出に向けた動きに関して「しっかり対外的に発信していきたい」と理解を求めていく考えを示した。

 今年春から夏ごろの放出が見込まれる処理水には放射性物質トリチウムが含まれており、河野氏は「国際原子力機関(IAEA)のルールに沿った処理方法ということを理解してもらうべく努力を続けていきたい」と強調。日本語と英語による説明動画の配信や日本大使館を通じて各国で情報発信を始めているとした。

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