新教育長に塚田氏、西澤副市長再任 妙高市議会3月定例会閉会

 妙高市議会は22日、3月定例会最終日の本会議を開き、議案27件を可決、同意し、発議1件を可決した。主なものとして、総額218億4000万円の2023年度一般会計当初予算案を可決。31日で任期満了となる西澤澄男副市長(67)の再任や、教育長に新たに塚田賢氏(61)を充てる人事案に同意した。

塚田賢氏

 昨年11月に就任した城戸陽二市長が初めて編成した一般会計当初予算は22年度当初比で8・0%、16億2000万円の増。子育てや移住支援に力を入れる他、脱炭素・デジタル化などを進める。新図書館等複合施設の建設に着手する。
 西澤副市長は市福祉介護課長、総務課長などを務め、19年4月から現職。議場でのあいさつで「城戸市長の下、妙高市発展のため、職員と力を合わせていきたい」と2期目の抱負を述べた。
 新教育長の塚田氏は、県教育庁義務教育課管理主事・参事や上越市立春日小、大手町小の校長などを務めた。任期は、川上晃教育長(65)の残り任期に当たる24年9月末までとなる。
 2期目途中の31日で退任する川上教育長は議場でのあいさつで、感謝や一定の達成感を語り、「次期教育長に教育行政を託したい」と述べた。

2023年度一般会計当初予算案の採決。賛成多数で可決した

© 株式会社上越タイムス社