日本時間３月29日、レンジャーズのブルース・ボウチー監督はマイナー契約のクリント・フレイジャーと筒香嘉智が開幕ロースターに入らないこと、同じくマイナー契約のジョー・マッカーシー（昨季オリックス）とレイエス・モロンタがチームから解雇されたことを発表した。「我々には彼らに与える枠がなかった」とボウチー監督。なお、メジャーリーグ公式サイトでレンジャーズを担当するケネディ・ランドリー記者は「フレイジャーと筒香はマイナーAAA級に合流する可能性が高い」と記している。
筒香は日本時間３月25日に粉われたカブスとのオープン戦に５回裏の守備から途中出場し、「２番・一塁」に入った。７回表の第１打席は見逃し三振、９回表の第２打席は空振り三振に倒れ、２打数０安打２三振。これでオープン戦は12試合に出場して打率.222（27打数６安打）、１本塁打、６打点、OPS.646となり、マイナー契約から開幕ロースター入りを果たすためにはアピール不足だった。試合はレンジャーズが３対５で敗れている。
レッドソックスの吉田正尚はブレーブスとのオープン戦に「４番・左翼」でスタメン出場。初回の第１打席で四球を選んで出塁したが、３回裏の第２打席はショートゴロ、５回裏の第３打席はショートフライに倒れ、７回表の守備からベンチに退いた。２打数０安打１四球で、オープン戦は３試合に出場して打率.143（７打数１安打）、OPS.536という成績。レッドソックスは１点ビハインドの９回裏に有望株トリストン・カサスの３号２ランで逆転サヨナラ勝ちを収めた。
ツインズの前田健太はヤンキースとのオープン戦に２番手としてリリーフ登板。５回73球を投げて被安打３、奪三振５、与四球３、失点２というピッチングを見せ、９回表に味方打線が逆転に成功したため、前田にはオープン戦初勝利（１敗、防御率4.91）が記録された。ツインズは９回表にエマニュエル・ロドリゲスの１号３ランなどで４点を奪って逆転。６対４で勝利した。
