早くも桜開花 高田城址公園 調査史上最も早く 観桜会会期予定通り

 上越観光コンベンション協会と環境市民団体「エコ・グリーン」は25日、上越市本城町の高田城址公園で桜(ソメイヨシノ)の開花調査を行い、開花を宣言した。第98回高田城址公園観桜会(29日~4月12日)は会期の前倒しをせず、予定通りの日程で行う。

調査木のソメイヨシノで10輪以上の開花を確認

 開花調査は同公園忠霊塔前の調査木で実施した。エコ・グリーンのメンバーが観察して10輪以上の開花を確認、鈴木敏男代表は「本日、開花を発表します」と宣言した。
 3月25日の開花は昨年の4月7日より13日、平年の同6日より12日早い。同公園の調査木で調査を始めた2009年以降で最も早い開花となった。鈴木代表は「3月に入って気温の高い日が続き、一昨日の南風の影響で一気に咲いた」と説明した。

エコ・グリーンのメンバーが調査木で開いている花を確認し、開花を宣言した

 上越観光コンベンション協会の南博幸事務局長は「市民が待ち望んだ季節が、今年は早く訪れた。コロナで縮小が続いたが、今年はかつてのにぎわいを取り戻し、楽しんでもらえれば」と話した。

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