横浜市職員を懲戒免職 うその病気休暇、給与527万円

横浜市役所

 横浜市は29日、不正に病気休暇を取得して給与を受け取ったなどとして、青葉区総務課の男性職員(49)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。

 市人事課によると、職員は2017、18、20、21年度にかけて、領収書の日付を改ざんして通院したように見せかけたり、通院を証明する領収書を添付しなかったりして、計146日分の病気休暇を不正に取得したという。出退勤の時刻を記録していない日も計17日間あり、計約527万円の給与を不正に受給したと認定した。免職のため、退職手当などは支給しない。

 市は、管理監督責任を果たさなかったとして、該当期間に直属の上司だった4人も市長文書訓戒や市長口頭厳重注意の処分とした。

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