MLB公式サイトが今季のアウォード受賞者を予想 大谷がMVPとサイ・ヤング賞を両獲り!?

昨季ア・リーグMVPのアーロン・ジャッジとア・リーグサイ・ヤング賞のジャスティン・バーランダー @Getty Images

日本時間3月29日、MLB公式サイトでは記者87人の投票による今季のアウォード受賞者の予想結果を発表した。昨季MVP投票で2位、サイ・ヤング賞投票で4位となった大谷翔平(エンゼルス)は、なんとアメリカン・リーグのMVPとサイ・ヤング賞の両部門で最多得票という結果に。毎年進化を続ける二刀流にMLB公式サイトの記者たちも票を投じずにはいられなかったようだ。ちなみにMVPとサイ・ヤング賞のダブル受賞は過去に以下の11人が達成している。

1956年 ドン・ニューカム(ドジャース)
1963年 サンディ・コーファックス(ドジャース)
1968年 デニー・マクレーン(タイガース)
1968年 ボブ・ギブソン(カージナルス)
1971年 バイダ・ブルー(アスレチックス)
1981年 ロリー・フィンガース(ブリュワーズ)
1984年 ウィリー・ヘルナンデス(タイガース)
1986年 ロジャー・クレメンス(レッドソックス)
1992年 デニス・エカーズリー(アスレチックス)
2011年 ジャスティン・バーランダー(タイガース)
2014年 クレイトン・カーショウ(ドジャース)

いずれも投手として圧倒的な数字を残し、野手のMVP候補を上回った選手ばかり。大谷はバットでの貢献も期待できるため、投手としてサイ・ヤング賞を受賞するような活躍を見せれば、おのずとMVP投票でも票が集まることだろう。大谷しかできない「打撃タイトル+サイ・ヤング賞」の実現にも期待したいところだ。

ナショナル・リーグではフアン・ソト(パドレス)がMVP、コービン・バーンズ(ブリュワーズ)がサイ・ヤング賞の予想で最多得票となった。得票数の詳細は不明だが、サイ・ヤング賞予想でダルビッシュ有(パドレス)に票を投じた記者もいた。

新人王予想の最多得票は、ア・リーグがガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)、ナ・リーグがコービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)という前評判通りの結果に。吉田正尚(レッドソックス)や千賀滉大(メッツ)にも票が入っており、「本命」を上回る活躍ができるか注目だ。

最優秀監督賞は、ア・リーグがジョン・シュナイダー監督(ブルージェイズ)、ナ・リーグがボブ・メルビン監督(パドレス)という予想。もしメルビン監督が予想通りに受賞すれば、通算4回目となり、バック・ショウォルター、トニー・ラルーサ、ボビー・コックスが持つ歴代最多記録に並ぶ。

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