人生のストーリーを言葉で紡ぐ ココロツムグ研究所かげいろ 石原智子さん

 「お客様に影のように寄り添い、人生に彩を」をコンセプトに、取材執筆など一般的なライター業をこなす傍ら、独自のライティングサービス『あなたに贈る物語』という新しいかたちの“自分史 ”の作成を行うフリーライターの石原智子さん。今回は「人の想いや人生のストーリーを紡ぐのが大好き」という石原さんに、お話をお伺いしました。

―『あなたに贈る物語』をはじめたきっかけは?

 「あるライターさんのワークショップに参加し、そこで“自分”を出した文章の面白味を学んだことがきっかけで、このサービスがひらめきました。それまで、あくまでライターは常に黒子のような存在でいなければと思っていたのですが、モニターさんを通じ、あたらめてかたちにしてみると、私の目線で書いた文章が、その人なりの新たな気づきになるんだということを実感しました」

―サービスを利用された方はどのような感想を?

 「利用者さんのなかには、人生の再出発になったとか『セラピーのよう』とおっしゃってくださった方もいます。振り返りをすると、自分が当たり前のようにやってきたことや、感じたこと、それとは逆に、できなかったことに意識がいきがちですが、ご自身のこれまでの日々の営みを第三者に話し、物語(ストーリー)という名の文章にすることで、自己肯定感が上がり、何気なかった人生の意味や価値を見出すことにつながるようです」

―仕事というよりはライフワークに近い活動ですね。

 「そうですね。会社の経営理念などがあると、それに向かって歩んでいけるように、私が紡いだ物語が、ひとつの贈り物のように、みなさんにとって今後の人生の道標になれたらうれしいです」

ココロツムグ研究所かげいろ
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