メッツ・千賀滉大がデビュー戦で初勝利 初回乱れるもしっかり修正

【メッツ5-1マーリンズ】@ローンデポ・パーク

メッツの千賀滉大が開幕4戦目の先発投手としてメジャーデビュー。立ち上がりに制球を乱し、1点を失ったものの、2回以降は落ち着きを取り戻して立ち直り、6回途中まで88球を投げて被安打3、奪三振8、与四球3、失点1の好投でチームの勝利に貢献した。メッツはマーリンズとの開幕4連戦に3勝1敗で勝ち越し。千賀はメジャー初勝利(0敗、防御率1.69)をマークし、マーリンズ先発のトレバー・ロジャースに今季初黒星(0勝)が記録された。

千賀は「本当に緊張した。足が幽霊のように(不安定に)なった」とデビュー戦を振り返った。その緊張が立ち上がりのピッチングにも表れ、2点を先制してもらった直後の1回裏、先頭のルイス・アライズにヒットを許すと、暴投で無死2塁のピンチとなり、ホルヘ・ソレアのタイムリー二塁打であっさり初失点。そこから連続四球で無死満塁の大ピンチを背負った。しかし、自慢の「お化けフォーク」でユリ・グリエルとヘスス・サンチェスから連続三振を奪い、ジョン・バーティをライトライナーに打ち取ってピンチを脱出。「徐々に自分のいる環境に慣れていった」と2回以降は本来の姿を取り戻した。

メッツは5回表にトミー・ファムが1号2ランを放ち、千賀を援護。7回表にはファムのタイムリー二塁打でダメ押しの5点目を追加し、5対1でマーリンズを破った。千賀は5回1/3を投げて被安打3、奪三振8、与四球3、失点1というピッチング。マーリンズの9番打者ジョーイ・ウェンドルは「広告通りのピッチングだったと思う」と30歳のルーキー右腕の好投を素直に称えていた。

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