地域で支えあい、誰もが楽しいと思える宮崎市のために民間と行政の橋渡し役を担う!はまさきじゅんいち氏インタビュー(PR)

市役所職員を14年間勤められた後、放課後等デイサービスを立ち上げた、はまさきじゅんいちさん。誰もが暮らしやすい街にしていくには、民間と行政の連携と協力が必要だと言います。

誰もが楽しく過ごせる街づくりのために、はまさきさんの思いをお聞きしました。

楽しく暮らせる街づくりのために、民間と行政の協力体制が不可欠

選挙ドットコム編集部(以下、編集部):

宮崎市の市政に挑戦しようと考えたきっかけについて教えてください。

はまさきじゅんいち氏(以下、はまさき氏):

誰もが暮らしやすい街づくりを目指したときに、行政と民間の連携と協力が必要不可欠です。そのためには、間に立ち、うまくバランスを取りながら、推し進めていく調整役のような役割が必要であると感じて、政治の世界に興味を持ちました。

編集部:

今のお仕事をされる前は、宮崎市の職員だったそうですね。どのようなお仕事をされていたのですか。

はまさきさん:

宮崎市職員として14年間勤めていました。そのうち、約10年は福祉の現場に携わっていました。

あまり机に張り付いて仕事をするタイプではなく、”仕事は人”をモットーに、さまざまな人と人を繋ぐことで、円滑に仕事を回すような役割を担っていたので、政治家になっても多くの人と関わり、つなぐ役割を担いたいと考えています。

編集部:

宮崎市職員を退職された後に、福祉の会社を立ち上げたそうですね。

はまさきさん:

元々、福祉をライフワークとしていたのですが、部署異動をきっかけに、市職員を辞めて放課後等デイサービスの会社を立ち上げました。発達障がいのある子たちが興味を惹くような活動を行う、放課後等デイサービスの事業所を経営しています。

発達障がいのある子どもたちの居場所を見つけてあげれば将来につながる

編集部:

放課後等デイサービスを立ち上げようとしたのは、どのようなきっかけがあったのですか。

はまさきさん:

発達障がいのある子どもたちが、学校やお家以外で、ゆっくりと楽しんで過ごせる居場所を作りたかったのが理由です。

市職員のときから、発達障がいのある子どもは、一般的な放課後等デイサービスだとうまく馴染めなかったり、飽きたりしてしまって、何か所も事業所を転々としている現状を目にしていました。

学校教育の現場以外でフォローを受けながら、自分の好きなことに突き詰めて取り組めば、自分の容量(キャパシティ)というものを知り、自分なりの感覚を身につけながら穏やかに過ごせて将来の生きやすさにもつながるのではないかと考えたのも理由です。

発達障がいのある子どもとのかかわりの中で、民間と行政がつながる重要性を感じました。

編集部:

民間と行政はどのようにかかわっていくべきでしょうか。

はまさきさん:

行政と民間の間に立ち、互いの意見を聞きながら、上手な落とし所を見つけるコーディネーターのような立場の人間が必要です。

例えば、今の仕事でいうと、私はご家族から相談を受けることが多いのですが、学校教育の現場は、教職員の少なさや学校体制の難しさから子ども一人一人に合わせるような対応が難しい場合があります。

そういった時に、学校現場とご家族の困り感を把握しながら、学校やご家族の代わりに放課後等デイサービスができる役割を果たせるよう、調整を行なったりします。

政治家も同じようなものだと考えていて、民間と行政を繋ぎ、お互いの意見をうまく活かしながら、最善の方法を見つけ出せる、そんなバランスのとれた存在でいたいですね。

情報を共有できるようにすることが災害対策、雇用対策の第一歩

編集部:

これから実現したい政策について聞かせてください。

はまさきさん:

障がいのあるなしにかかわらず、誰もが雇用される安定した街づくりをめざしたいですね。

障がいのある方は、職業が限られてしまいがちです。お互いに情報を出し合い、企業と働き手がうまくマッチできる仕組みを作り、さらにはそういった情報をSNS等の広い場所で、共有していくことが大切だと考えています。

既存の社会という枠に無理にあてはめたり、慣習にとらわれたりするのではなく、みんな同じ”人”であるという意識で、心身に余裕を持って誰もが日々を楽しく過ごせる社会にしていきたいですね。

編集部:

災害対策についてどのようにお考えですか。

はまさきさん:

行政に果たしていただく役目はもちろんあるとして、大規模災害においては、行政が機能しなくなる場面も大いに考えられます。

そんな時に必要なのは地域力であり、特に地域にどのような災害弱者と呼ばれるような人達が生活しているのか、常に把握する必要があると考えています。

宮崎市内にある子ども食堂を地域コミュニティの中心にしてはどうかと考えています。

現状の子ども食堂は、困窮支援のイメージが強いですが、本来は地域コミュニティの形成の場であると考えています。子どもから高齢者まで、昔の寄り合いのような場になると地域力も高まるのではないかと期待しています。

編集部:

近所との関係が希薄になっている時代です。

はまさきさん:

そうですね。お隣に誰が住んでいるかもわからない世の中です。

しかし、災害は否応なしにやってくるでしょう。宮崎県は台風や集中豪雨などに慣れている土地柄とはいえ、近年その規模の拡大と共に被害も多くなってきていますので、災害に対する対策は欠かせません。

子ども1人1人と向き合うために教育現場の改革が必要

編集部:

教育についてどのような政策をお考えですか。

はまさきさん:

不登校の子が学校に戻れる環境づくりを考えています。放課後等デイサービス事業を立ち上げてから、不登校だった10人以上の子どもが学校に再度通えるようになりました。

世論では、勉強さえ出来れば、学校に行かなくても良いというような風潮もありますが、私は学校に通えるのであれば、通うべきだと思っています。

学校は勉強をする場所ではなく、これから生きていく社会の縮図であり、大人になる前に体験できる唯一の社会経験の場です。だからこそ、学校に通える状況であれば、学校やご家族と連携して、通えるための最善の策を講じてきました。

編集部:

すでに多くの不登校のお子様が学校にまた通えるようになっているんですね。子どもと関わる中で気を付けていることはありますか。

はまさきさん:

普段から、子どもと大人、児童と指導者という関係で接するのではなく、一人の”人”として認め、尊敬の念を持って、対等な立場で接するように心がけています。

一人の”人”として認められた子ども達は自己肯定感も上がり、本音で話をしてくれるようになりました。それがきっかけで不登校の原因が分かり、解決に繋がった例がほとんどです。

編集部:

教育の現場はどのように変わっていくべきだと考えていますか。

はまさきさん:

人はそれぞれ性格も考え方も違うように、発達障がいにも色々な特徴があります。

発達障がいにはこの療育!というような型にはめたようなものではなく、まずは一人一人と向き合い、その子に合った支援を心掛けなければならないと思います。

編集部:

そのために何が必要でしょうか?

はまさきさん:

子どもが世界一幸せな国と言われるオランダでは、担任の先生が2人以上いて、週の前半と後半で担任の先生が入れ変わるそうです。週前半はA先生は1組、B先生は2組、週後半はA先生は2組、B先生は1組といった感じで。

これはとても有効な手だなと思いました。子どもを見守る大人の目を増やすことで、1人では見落としがちな問題なども気づきやすくする効果があり、児童の評価も話し合いながら付けるので、評価が偏ることなく1人の先生の独断と偏見にはなりません。

さらには、担任の先生が1人だけだと相性があまり良くなかった時に学校に行きたくないという気持ちが出てきてしまいますが、週の半分で入れ替わるとわかっていれば、気持ちの切り替えもうまくいき、学校に行くのが嫌だなということにはなりにくいと思います。

これは、日本でもうまくやれば、取り入れられる手法ではないかと思っています。

編集部:

宮崎市をどのように変えていきたいですか。

はまさきさん:

やはり福祉と教育の充実が一番だと思います。宮崎市の温暖な気候とシステム的な暮らしやすさがマッチングすれば、人口の増加も夢じゃないですし、人が増えれば、環境はより整備されていくので、どんどん住みやすい宮崎市になっていきます。

編集部:

現在の宮崎市の現状について教えてください。

はまさきさん:

宮崎市内は駅前に大型商業施設ができ、その周辺環境は大きく変化しました。

宮崎駅周辺とまちなかを結ぶグリーンスローモビリティ『ぐるっぴー』を運用し中心市街地を結ぶことで、大きな人の流れができ、街全体に活気が戻ってきたように思います。また、IターンやUターンにも積極的に取り組んでいます。

今若者をターゲットにして移住を推し進めていますが、どんな人も住みやすい街を主体にしたいですね。

福祉的にも、高齢者や障がい者に特化したバリアフリーではなく、ユニバーサルデザインのまちづくり、誰もが暮らしやすい街が理想です。

当たり前を覆す!辻立ちもせず街宣車も使わずに挑戦!

編集部:

今回の挑戦のポイントを教えてください。

はまさきさん:

辻立ちや駅立ち、街宣車の利用、事務所の設置はせずに、活動を進めていきたいと思っています。

編集部:

既存の活動を行わずに政治にチャレンジしようと決めた理由を教えてください。

はまさきさん:

私は他の方よりも、今回の挑戦を決めたのが遅かったので、皆さんと同じことをしても、追いつけないだろうと考えました。

既存の概念に囚われたくないと常々考えていますし、他の方がやっていないようなことを積極的にやっていきたいと考えたことも理由の一つです。

編集部:

具体的にはどのような活動を行っているのですか。

はまさきさん:

ウォーキングをしながらごみ拾いを行っています。辻立ちにかけられる時間をウォーキングやごみ拾いに充てれば、社会貢献や運動不足解消ができるうえ、名前も覚えて貰えて一石三鳥ですよね。

編集部:

街宣車も使わないそうですね。

はまさきさん:

子ども食堂などに行くと、街宣車から流れる声が大きくて、赤ちゃんが眠れなくて困っているという話を聞きます。

実際、うちにも0歳児がいますので、その気持ちはよくわかります。街宣車は、効果が明確でないなら、わざわざ使わなくてもいいのではないかと感じています。

編集部:

街頭演説についてはいかがでしょう。

はまさきさん:

街角での演説も、今のところ行う予定はありません。人となりを知っていただくのは、街頭の演説でなくとも、SNSの動画配信や投稿等で十分に発信していけると考えています。

編集部:

どんな政治家になりたいですか。

はまさきさん:

行政や民間などの枠組みに捉われない、誰に対してもフラットな姿勢でいられる政治家になりたいですね。

誰もが政治に対して少なからず不満や意見を持っていて、変えたいと思えば立候補できるはずなのに、政治家に対するイメージというか、これも概念みたいなものですけど、お金がかかったり、辻立ちや街頭演説など、表舞台に立つこと自体が立候補へのネックになっていると感じています。

私が定説を覆すことで、どんな人でも政治に挑戦できることや、自分の思いを発信する場は誰にも開かれていると示したいですね。

既存の概念を覆して、この人は何をしてくれるんだろうとワクワクをみなさんと共有できるような政治家を目指します。

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