新入学児童ら事故から守れ 川崎大師で神奈川県警出発式

パトカー部隊の服装を点検する直江本部長ら=川崎大師自動車交通安全祈祷殿駐車場

 入学シーズンに神奈川県が実施する「新入学児童・園児を交通事故から守る運動」(今月5~11日)を前に、県警は4日、川崎大師自動車交通安全祈祷殿駐車場で出発式を行った。第一・第二交通機動隊などに所属する白バイやパトカー30台をはじめ、計約65人が参加した。

 直江利克本部長は子どもたちの安全確保と努力義務となった自転車利用者のヘルメット着用に触れ、「『県民の安全は自分が守る』という強い気概を持ち、悲惨な交通事故の発生を未然に防いでもらいたい」と訓示した。

 県警交通総務課によると、過去5年間の死傷者数では7、8歳の割合が最も多いという。県警は11日までの期間中、白バイ隊員のパトロールや信号機のない通学路に警察官を派遣するなど、事故防止に注力する。

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