【DeNA】楠本が代打で1号3ラン 95年組3人でお立ち台 4月6日・巨人戦

お立ち台で笑顔を見せる(左から)楠本、東、関根

◆横浜DeNA4-0巨人

 同級生の活躍を発奮材料にした。1─0の七回2死一、二塁で、代打楠本が勝利を大きく手繰り寄せる今季1号3ラン。「昨日(5日)は平良が頑張って、今日(6日)は大気(関根)、克樹(東)が頑張っていた。絶対に負けられないという気持ちだった」。95年組3人で上ったお立ち台で楠本は感慨に浸った。

 巨人のルーキー船迫の3球目を完璧に捉えた値千金弾は、今季初安打でもある。「腹くくって真っすぐ一本でいった。安打が出ず苦しかったが、いろいろな人に声をかけてもらったおかげ」。安堵(あんど)の表情に手応えを隠さない。

 6年目の今季はオープン戦で打率2割8分2厘をマーク。好調を維持し、中軸で開幕スタメンをつかんだが、阪神との開幕戦で失点につながる緩慢プレーに三浦監督から猛省を促されていた。起用に応える一打に「いろいろな思いがあったと思う。大きな3点だった」と指揮官。楠本も「これからもっと状態を上げられるように頑張る」と高らかに開幕宣言した。

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