高い倫理観持って国家公務員の職務を 総理訓示

 岸田文雄総理は6日、国家公務員合同初任研修で「先送りできない様々な課題に正面から向き合い、一つ一つ答えを見出し、新たな時代を切り拓いていく。それこそが政府に求められる使命、国家公務員となる皆さんの使命」と訓示した。

 岸田総理は「持続可能な形で日本経済を再生させる、急速に進展する少子化を反転させる、断固として国家・国民を守り抜く、多様な個性をいかす包摂的な社会を創る」と強調。そのうえで「国家公務員として正に最前線で、国民と向き合う皆さんと共に日本の未来を切り拓いていきたい。皆さんの力を貸してください」と激励した。

同時に岸田総理は「国民の皆さんから常に見られているということを意識し、皆さんの誇りを自ら貶(おとし)めるような行為は厳に慎んでほしい。『李下(りか)に冠を正さず』と言います。己を律しながら、国民全体の奉仕者として、高い倫理観の下、職務に当たってもらいたい」と高い倫理観を持って、国民全体の奉仕者として職務に当たるよう指示した。(編集担当:森高龍二)

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