ロッキーズが投手戦制し本拠地開幕戦勝利 3投手で完封リレー

【ナショナルズ0-1ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

ロッキーズは先発のカイル・フリーランドが6回2/3を投げて被安打4、与四球2、奪三振5、失点0の好投を見せると、リリーフ陣も無失点リレー。クリス・ブライアントのタイムリーで挙げた1点を守り切り、1対0でナショナルズに勝利して連敗を4で止めた。フリーランドは2勝目をマークし、3番手のピアース・ジョンソンが2セーブ目を記録。ナショナルズ先発のジョザイア・グレイは6回6奪三振1失点の好投も2敗目(0勝)を喫してしまった。

連敗中のチーム同士の対戦となった1戦は両先発による白熱した投手戦となった。ロッキーズ先発のフリーランドが先頭に出塁を許しながら1回表を0に抑えると、ナショナルズ先発のグレイも一死1・2塁のピンチを連続三振で切り抜け波に乗る。両投手ともランナーを出しながらあと一本は許さない熱戦が動いたのは5回裏だった。先頭のエゼキエル・トーバーが二塁打を放つと、一死2塁でクリス・ブライアントが先制タイムリー。ロッキーズはこの1点をフリーランド、ジャスティン・ローレンス、ジョンソンの3投手の継投で守り切った。

クアーズ・フィールドでの試合が1対0で決まるのはこれで史上11度目。打者天国と呼ばれる球場のシーズン開幕戦は意外な展開となった。WBCではアメリカ代表としてプレーしていたロッキーズ先発のフリーランドと、3番手でセーブを挙げたジョンソンはともに地元のデンバー出身。打球が飛びやすいとされる高地での野球を知り尽くした2人が見事な完封リレーを演出した。

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