【ライヴ・レポート】サマラ・ジョイ、一夜限りのショウケース・イベントを開催

©Eiji Miyaji

ジャズ・ボーカリスト、サマラ・ジョイの初来日となるプロモーション来日が実現し、昨日4月6日、恵比寿ガーデンプレイスにオープンしたダイニング「BLUE NOTE PLACE」にて、完全招待制のショウケース・イベント「SAMARA JOY Special Showcase」が開催された。

会場のBLUE NOTE PLACEには100名を超えるメディア関係者に加え、抽選で当選した約20名のファンが集まった。

19時30分にショウケースがスタート。

1曲目に選んだのは「スィート・パンプキン」。サマラと共に来日したピアノ・トリオの軽快な演奏に、彼女の伸びやかな歌声が乗り、瞬く間に客席はその歌声に魅了された。そこからテンポを落とし、荘厳な雰囲気から2曲目の「ゲス・フー・アイ・ソウ・トゥデイ」へ。現時点の彼女の代表曲の1つであるこのバラードを情感たっぷりに歌い上げ、23歳とは思えない表現力の豊かさを披露した。

その後、グラミー賞授賞式でも歌った「キャント・ゲット・アウト・オブ・ディス・ムード」、セロニアス・モンク作曲のスタンダード・ナンバー「ラウンド・ミッドナイト」と続く。

この頃には会場は完全にサマラの魅力に包まれた。本編ラストはアルバム・タイトル曲の「リンガー・アワイル」。緩急をつけた彼女の圧倒的な表現力に、割れんばかりの拍手が巻き起こった。

客席からの鳴り止まない拍手を受け、ステージに再登場したサマラ・ジョイ。アンコールに選んだのは、彼女を一躍有名にした、インディーズ時代のアルバム『Samara Joy』のリード曲だった「スターダスト」。『Samara Joy』をリリースしたのが2021年、そこから1年でメジャー・デビュー、アルバム『リンガー・アワイル』の大ヒット、グラミー賞で2冠獲得と、一気にスターダムへ駆けあがった彼女。だが、決して驕らずジャズ・ヴォーカルの正当な系譜を大切にする彼女らしさが出たパフォーマンスで、30分のステージを締めくくった。

©Eiji Miyaji

■イベント

SAMARA JOY Special Showcase
恵比寿 BLUE NOTE PLACE
2023年4月6日(木) 19:30開演

演奏曲:
1. スィート・パンプキン
2. ゲス・フー・アイ・ソウ・トゥデイ
3. キャント・ゲット・アウト・オブ・ディス・ムード
4. ラウンド・ミッドナイト
5. リンガー・アワイル
Encore
6. スターダスト
メンバー:
サマラ・ジョイ(vocal)
キャメロン・キャンベル(piano)
マイケル・ミリオーレ(bass)
エヴァン・シャーマン(drums)

■リリース情報

サマラ・ジョイ『リンガー・アワイル』
SHM-CD:UCCV-1194 ¥2,860(税込)
Verve/Universal Music
デジタル配信&CD購入はこちら→https://Samara-Joy.lnk.to/LingerAwhilePR

© ユニバーサル ミュージック合同会社