品川区長・森澤恭子氏が語る再選挙の裏側!投票先ってどう選べばいい?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年4月7日に公開された動画ではゲストに品川区長の森澤恭子氏をお招きし、再選挙の裏側や区長に求められることについて語っていただきました。

森澤氏おすすめの投票先の選び方とは?

【このトピックのポイント】
・想定外の再選挙でも森澤氏「降りる選択肢はなかった」
・首長と議会は「車の両輪」都議の経験が区長の仕事にも生きている
・投票先の選び方は自分に関心のあるテーマから

森澤氏のプロフィールは以下の通りです。

森澤氏が政治家を志したのは、シンガポールから日本へ帰国したときに子育てしながらの再就職に苦労したことがきっかけだったとのこと。「政治の場にもっと子育て世代が必要だと思った」と語ってくださいました。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして森澤氏に回答していただきました。

再選挙、やりたくなかった?

2022年10月に行われた品川区長選挙で森澤氏はトップの得票数だったものの、当選に必要な法定得票数を満たさなかったため12月に再選挙が行われることになりました。

MC鈴木邦和「再選挙になったときどういう気持ちだったんですか?」

森澤氏「いやー、想定してなかったですね」

森澤氏は再選挙を「マラソンを走り切ったところからもう1回走ってくださいという状況」と表現。心身共に疲れがあったかと推測されますが「ありがたいことに1位の得票だったので、降りる選択は考えなかった」と当時を振り返りました。

再選挙が決まった後はボランティアスタッフや寄付が増えたとのことで「すごくありがたかったですね。じゃなきゃ続けられなかった」と感謝の言葉を口にしました。

同年12月に行われた再選挙では候補者の入れ替わりが一部あったものの、10月と同数の6人の候補が立候補。投票率は下がったものの森澤氏は得票数を伸ばし当選を果たしました。

投票率が下がったことについて森澤氏は、再選挙の仕組みが有権者に浸透していなかった可能性に言及。「ちょっと残念。投票率を上げたかったので」とコメントしました。

勝因については、有権者の「わかりにくい」という声を受けて政策の内容を数字を使うなどしてより分かりやすい表現に変更した点を挙げました。

今回の再選挙では約2億円の費用がかかったといわれています。森澤氏は統一地方選挙でも同じことが起こる可能性や実際に受けた有権者の声に言及しつつ「考え直すべき部分はある」とコメントしました。

やっぱり都議より区長?

都議の経験を経て区長になった森澤氏。区長に挑戦したのは、有権者からの相談を受けるうちに、地域の課題解決に直接的に働きかけられる首長の役割の重要性を強く感じたことが理由のようです。

MC鈴木「都議をやってよかったですか?」

森澤氏「よかったです!!」

議会では厳しい指摘を受けることもあるものの、都議の経験があるからこそ内容を想定できたり指摘の意義を実感できたりする、と森澤氏はコメント。

首長と議会を「車の両輪」と表現し、それぞれの役割の重要性に言及しました。

区長の選び方について問われると森澤氏は「候補が掲げる街や社会の未来像に一緒に歩んでいきたいと思えるかで判断するのがいい」と回答。候補者に対しても「ビジョンを提示し具体的な政策をもって見てもらうのがいい」とコメントしました。

MC鈴木は森澤氏の意見に対し「能力が必要なことは能力のある人を配置すればいい」「大きな方向性を示すのは首長にしかできない」と強く同意しました。

今回の統一地方選挙では多くの候補が立候補しており、有権者からするとどのように選べばいいのか迷ってしまうこともあるかもしれません。森澤氏はおすすめの選び方として、自分の関心のあるテーマに対し候補者がこのような政策を掲げているかという視点を紹介。

候補者が選挙公報やSNSなどでそのテーマに言及していなければ、それを重要視していないということになります。「聞いてみるのもあり」と森澤氏。

「自分が重要だと思っているところに、(候補者が)どういう考え方を持っているのかというところで絞っていくっていうことじゃないかな」と締めくくりました。

動画本編はこちら!

再選挙が決まったときの気持ちは?候補者調整はなかったの?

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